元オーストラリア留学生のコンコンタです。
ワーキングホリデービザを取得して1年間メルボルンで留学をしていました。
留学の際に避けて通れないのがビザの話
結論から先に書くと基本的には学生ビザが無難で、バイトをメインにしたい人はワーホリがオススメです。
ワーホリが30歳までだから留学を諦めたなんて話も聞きますが、学生ビザでも語学留学には十分です。
詳しい理由を紹介していきます。

ビザの種類について
ざっくり早見表
各ビザについてのざっくりとした早見表
一番下の「難易度」が易しいになっている観光ビザと学生ビザが僕のオススメです。
理由は下で詳しく解説していきます。
留学に定番なのは
留学に行くときに使うビザは主に以下の3種類です。
- 観光ビザ
- 学生ビザ
- ワーキングホリデービザ
この3種類のビザは取得が非常に簡単で、日本人であれば特に審査もなくWeb経由で申請することができます。
僕も申請から10分足らずでワーキングホリデービザを取得することができました。
就労ビザとかはないの?
就労ビザも存在しますが、現在取得が非常に困難です。
かつて大人数の移民を受け入れたオーストラリアは、これ以上外国人労働者を増やすとオーストラリア人の雇用が確保できないような状態にあります。
就労ビザ、永住権の取得の基準は年々厳しくなり、今では何かコネがないと現実的ではないというレベルになっています。
僕もかつてはITエンジニアとしてオーストラリアで働くことを夢見ていましたが、挫折してしまいました。
その時の経験はこちらの記事で

それぞれのビザの特徴
観光ビザ
もっとも手軽に取得できるのがこの観光ビザ ETASと呼ばれている電子ビザです。
ビザの申請自体は無償で、申請するWebシステムの利用料金が$20程度かかります。
3ヶ月の滞在が可能で労働は不可
この期間内であれば語学学校に通うこともできます。
実際に長期休暇を利用して留学にくる大学生の多くは観光ビザでオーストラリアに来ています。
特に制限もなく取得できるので、3ヶ月以内であれば観光ビザがもっとも手軽で経済的な手段です。
学生ビザ
学校に所属することを条件に滞在が許されているのがこの学生ビザ
2019年9月現在、申請は$620(約5万円)
実は学生ビザでもアルバイトすることが可能です。
労働時間が2週間に40時間までという制限はありますが、学校に通いながらであればこのくらいで十分なはず
学校のホリデー期間中は無制限に労働ができますので退屈はしないはず。
学校に通うよりもただ海外で生活したいだけなら、カリキュラムの緩い学校に通うのも手です。
週に1日しか授業のない学校もありますから、自分のライフスタイルに合った学校を選びましょう。
学生ビザの取得には年齢制限もありません
(18歳未満は保護者同伴が必須)
ワーキングホリデーの年齢制限に引っかかるからと言って留学を諦める必要はないのです。
ワーキングホリデービザ
留学の話題になるとよく聞くのがこのビザ
最近は留学といえばワーホリというレベルで有名みたいですが、上でも書いた通りこのビザじゃないと充実した留学生活が歩めないなんてことはありません。
2019年9月現在 申請費用は$485(約4万円)
このビザの最大の魅力は学校に通わなくても1年間滞在できるというところ
この1年間の過ごし方には制限が少なく、1年間ニートとして滞在していても問題はありません。
重要なこととして、学校で勉強できるのは16週間までという制限があります。
ワーホリビザで入国して学校に通い始めて、その学校が気に入った場合でも所属できるのは4ヶ月まで。
どうしても勉強を続けたいのならもう一度申請費用を払って学生ビザに切り替える必要があります。
ワーホリのメインはあくまでアルバイト 勉強をしたいのなら学生ビザの方が良さそうですね。
セカンドワーキングホリデー
ワーキングホリデーは条件を満たせば2年目の滞在も可能です。
それがこのセカンドワーキングホリデー
政府指定の季節労働を88日間以上こなすとセカンドの資格が与えられます。
季節労働というのは主にファーム(農場など)での仕事のこと
作物の収穫、パッキングなどの仕事が多いようです。
ワーホリ留学生の間では、このファームでの労働は当たり外れが大きいというのがもっぱらの噂
時給ではなく歩合制の職場も多く、良心的なところで真面目に働くと時給$22以上(1700円以上!)になったりするのだとか。
逆に悪いところでは給料が不当に安かったり、環境が悪く日光や農薬で体調を崩したり、急にクビになってセカンド取得の条件を満たせなかったりすることもあるそうです。
僕自身は1年の滞在で十分だと感じたのでセカンドは取得していません。
(季節労働にも魅力を感じませんでしたし)
ファームでの仕事に興味がある方や、どうしても2年目の滞在を希望する方はチャレンジしてみましょう。

あなたはどのビザで行くべきか
30歳以下の人
30歳までであればワーキングホリデーの選択肢があるので、余計に悩んでしまいます。
だいたいこんな感じの目安で決めてください。
- 滞在3ヶ月以下なら観光ビザ
- 4ヶ月以上学校に通いたいなら学生ビザ
- 沢山バイトしたいならワーホリ
- とりあえず1年間居たいならワーホリ
31歳以上の人
ワーホリの選択肢がないので、学生ビザか観光ビザです。
上でも書いたように学生ビザでもアルバイトはできるので、留学したい気持ちがあるならチャレンジしましょう
語学学校の大半は半日だけなので、週20時間の労働というのはむしろちょうど良いくらいです。
実際にある程度年配でも学生ビザで留学に来て熱心に勉強されている方は沢山居ました。
(男性女性問わず、一人で来て頑張っていました)
ワーホリが無いから・・・などと身を引いてしまわず、チャレンジすればきっと豊かな人生が待っているでしょう。