元オーストラリア留学生のコンコンタです。
ケアンズの定番の観光地といえば原住民が遺した村キュランダ
(クランダと言ったりと日本名はバラバラ)
大自然を味わえる美しくも素晴らしい場所だったので、ケアンズ旅行の際にはぜひ訪れてみてください。
この記事では僕が実際にキュランダに行った時のことをレポートしていきます。

キュランダってどんなところ
どこにあるの?
オーストラリアのクイーンズランド州の山奥にある小さな村
植民地となるまでは原住民たちが暮らしていたそうです。
英語名はKurandaなので発音的にはクランダですが、日本語ではキュランダと呼ばれることが多いです。
ケアンズからは専用の鉄道で約1時間で行くことができます。
何が見どころ?
見どころは自然です。なので、特に目玉となるような派手なものがあるわけではありません。
生い茂る木々や、鉄道から見える山々、大きなバロン川沿いの熱帯雨林などが見どころ
他にも動物園や売店などの観光施設があります。街並みも自然派でキレイ
とにかく自然派な人は楽しめる場所だと思いますが、都会でギャンギャン遊びたい人には物足りなく感じてしまうかもしれません。

チケットを取ろう
ケアンズ⇔キュランダの交通
ケアンズとキュランダの公共交通手段は2種類
キュランダ鉄道で行く電車ルートか、ロープウェイ+バスで行くルートです。
どちらも1時間程度はかかりますが、美しい景色が楽しめます。
予算とプラン
片道鉄道、片道ロープウェイ+バスというプランが用意されていて両方体験できるのでこれがオススメ
価格は両方セットで$116.50(訳10,000円)
Kuranda鉄道の公式サイトからも予約はできますが、申し込みは英語な上にプランの説明が少しややこしい
VELTRAなら同じ値段で日本語予約できるのでこちらの方がオススメです。 複数人予約で割引が受けられる場合もあります。
世界遺産キュランダ(鉄道+スカイレール)★ガイドなしの自由探索プラン&選べるゴンドラ(スタンダード/ダイヤモンドビュー/キャノピー)

ケアンズ駅から出発!
ケアンズ駅に向かう
宿泊していたホテルからケアンズシティまでの送迎にちょうどいい時間がなかったので、ホテルから駅までUberを利用しました。
オーストラリアの主要都市ではUberは一般的なので登録しておくと便利
ケアンズシティ内のホテル送迎バス降り場からケアンズ駅までは15分程度歩く距離があるので時間に余裕をもって出発しましょう
友達と一緒なら、僕のようにホテルから駅までUberを使うのが楽です 割り勘できて安いし
キュランダ行は専用ホーム
海外で電車を使うときはいつも間違えないか不安ですが、ケアンズ駅でその心配は無し
キュランダ行きの電車は専用のホームですし、でかでかと看板が出ています。
事前予約していたチケットのQRコードを見せてあっさり乗車
ホームに入ると電車が既に停車していました。なんともレトロな雰囲気の電車ですが外装も内装もとてもキレイ!
車窓から見える大自然
山を駆けるキュランダ鉄道 窓の外は絶景です。
旅行では見ることができないようなオーストラリアの田舎集落の模様を遠くから見ることができます。
途中、滝が見えるポイントで一度停車して休憩
キュランダは行くまでの間も観光なのです。

途中で一旦停車

到着!キュランダ
いい感じの自然感
約一時間程度電車に揺られてキュランダに到着!
大自然の中にある村ですが、観光地だけあって綺麗に整備されています。
生い茂る自然と整備された美しい道路や建物のバランスがたまりません。
都会のような派手さは無いものの、綺麗な空気を堪能できます。
お昼ごはん
カフェやレストランも意外と充実しています。
ドイツ料理屋さんなんかもあって興味を惹かれましたが、おいしそうなサンドイッチのディスプレイに惹かれてカフェへ
キュランダのパンフレットを読んで作戦を立てながら昼食をいただきます。
迷ったら観光案内所へ
パンフレットは地図付きで分かりやすいのですが、やはり外国なのでわからないこともある。
そんな時は敷地の中央にある観光案内所へ行きましょう。
外国人にも慣れているので、とても親切に対応してくれます。
バロン川クルーズがパンフレットに書いてあり、参加したかったのですが方法が分からなかったので案内所へ
僕 「クルーズツアーに参加したいけど予約なしで平気?」
受付「できますよ。15分後に次のツアーだからすぐ行けば十分間に合うわ。」
僕 「ありがとうございます。えーっと・・・どっち行ったらいい?」
受付「この道をずーっとまっすぐ行って電車の駅の近くに看板がありますよ。」
ってな具合で方向音痴な僕にもわかりやすくガイドしてくれました。
ほんと、オーストラリアのホスピタリティには驚かされっぱなし。

キュランダの見どころ
ガイド付きのバロン川クルーズ
個人的に一番おすすめなアクティビティです。
料金は2018年時点で大人$18(1500円ほど)
事前予約は不要で、フェリー乗り場に行けばその場でお金を払って参加できます。
広いバロン川をゆったりとした感じでクルーズ
船長さんは気さくで感じのいい人。キュランダの歴史や、バロン川周辺の生き物についてガイドしてくれます。
観光客向けにゆっくり話してくれるので、英語を勉強中の人には良い練習になるかも
熱帯雨林の近くに船を寄せて魚を見たり、ワニが出るというポイントに案内してくれたりします。
僕が参加した時は日光浴をしているワニを見ることができましたが、これは完全に運次第
キュランダコアラガーデン
要は動物園のこと 入場料は大人$19(約1700円)
カンガルー、ワラビーやコアラなど、オーストラリア定番の動物たちを見ることができます。
コアラに会える場所なので、それだけでも行く価値あり
追加料金を払えばコアラを抱っこして写真を撮ることもできます。
カンガルーやワラビーは檻の中にいるのではなく放し飼いのようになっています。
触ることはできませんが遮るものがない状態で見られるのはちょっと嬉しい
蛇などの爬虫類も展示されていて、いろいろと珍しいものを見ることができます。

ガラスや檻を通さずに動物が見られる
キュランダバードワールド
こちらは鳥専門の動物園 入場料はコアラガーデンと同じく大人$19
コアラガーデンとバードワールドをセットにすると$33 つまり$5お得に入れるチケットがあります。
入ってみると予想してたよりも面白かったのでオススメ!
入園すると驚くくらいに鳥だらけ!しかも超大きいし人懐っこい!
ぼーっと立って眺めているといきなり肩の上に止まってきたりします。危害は一切加えてこないのでご安心を
$1くらいで餌を購入することができ、餌やり体験ができます。
とはいえ、至る所に餌場が設置されているので食事風景は常に見られる。
いろんな種類の鳥が餌を分け合ったりしている姿はなんだか微笑ましくてずっと見ていられます。
色や模様も様々なので、お気に入りの鳥を見つけて一緒に写真を撮ったりするとインスタ映え間違いなし!

他の入園者に写真を撮ってもらうコンコンタ

ロープウェーで帰ろう
自然とともに生きるキュランダ
キュランダの生活は自然とともにあり。15時くらいになるとお店は閉まり始めます。
それもそのはず。帰りの電車は15時代が最終なので、これを過ぎるとお客は居なくなります。
日本の観光地と同じ感覚でいるとお土産を買いそびれるかもしれないので時間には注意しましょう。
ロープウェーに乗る
帰りはロープウェーで帰ります。
行きの鉄道もなかなかの景色でしたが、こちらはこちらで絶景です。
基本4人乗りなので、1~2人で乗ると他の観光客と相乗りになります。
僕は1人旅だったのでアツアツのカップルと相乗りになって若干気まずい雰囲気になりました (笑)
途中何度か乗り換えがあり中継地点も観光ポイント
自然の散歩道や展示物があったりして見て回ることも、スルーしてさっさと帰ることもできます。
この辺でスマホの電池が切れてしまい、写真が撮れなかったのが本当に口惜しい・・・
最後はバスでホテルまで
ロープウェイの最終駅に到着
ここはお土産屋さんになっており、カフェもあるので食事をとることもできます。
バスは宿泊ホテルまで送ってくれる親切さ
乗るときに宿泊先を告げれば着いたときに知らせてくれます。
散々歩き回った帰りなだけにホテルまで来てくれるのは助かった。

キュランダ観光を終えて
観光は交通も含む
ケアンズに行く手段は上に書いた鉄道とロープウェイだけでなく、バスを使う安価な方法もあります。
僕は利用したことがありませんが、山道を延々と行く道路なので特に楽しさはないのだとか。
とはいえ往復で考えると数十ドルは安い
実際に観光してみて思ったのはキュランダ観光は現地に着いてからだけではないということ
キュランダ自体は規模も大きくなく、シドニーなどの観光地に比べたらやることは少なめ 自然派なだけに派手さもなし。
行きの鉄道、帰りのロープウェイの思い出が結構強く交通を含めて1つの観光になったような感じがします。
これを踏まえると、多少高額でも電車とロープウェイを使う方が良いかなというのが僕の意見です。
ゆったり観光が好きな方にオススメ!
大きな目玉があるわけでもなく、価格も安いわけではない。
それでも、このオーストラリア特有の自然観が味わえるのはキュランダならではの魅力でしょう。
日々の仕事など、現代生活に疲れた人にこそお勧めしたい観光地
ケアンズを訪れた際にはぜひ行ってみて欲しい場所です。