1年間、オーストラリアのメルボルンに留学していました。
そこでまず驚いたのは、南米人がたくさん滞在していることでした。
コロンビア人が特に多かったです。
この記事では、彼らと友達になって感じた文化の違いや特徴を書いています。
とてもフレンドリーで素敵な文化だと思ったので、ぜひいろんな人に知ってほしいと思います。
この記事はこんな人に向いています。
- 海外での生活に興味がある方
- 外国人の文化に興味がある方
- オーストラリア生活の雰囲気が知りたい方

出会った時の印象
初対面の印象
「外国人は日本人に比べてフレンドリー」というイメージがあると思います。
南米の人たちは、そのイメージに最もマッチした人たちかもしれません!
とってもフレンドリーな人たちでした!
とはいえ、彼らといえど私たちと同じ人間です。
初対面ではやはり、少しぎこちない感じのコミュニケーションになります。
私たちが外国人に話しかけるときに勇気が要るように、彼らも見た目が違うアジア人と話すのは少し勇気が要るのでしょう。

友達になるにはどうしたらいい?
いくらフレンドリーといっても、全く知らない外国人の私たちにいきなり彼らの方から声をかけては来ません。
是非、勇気を出してこちらから話しかけてみましょう!
南米の人たちも外国人への興味は強いそうです。
私たちから話しかければ、彼らも喜びます。
知らない人から話しかけられるなんて、彼らの文化では普通のこと。
疎まれることはありません。
勇気を出して、こちらから友達への一歩を踏み出すのが良いでしょう。
スーパーフレンドリー!
初対面のぎこちない瞬間さえ通過すれば、彼らにとってはもう友達です。
出会った次の日に顔を合わせれば、「Hey! My friend!」なんて言いながら握手を求めてくれます。
相手か、こちらが女性なら挨拶はなんとキスです
(最初、ものすごく戸惑いました・・・)
日本人同士なら、ある程度仲良くならないと一緒に遊びに行く約束などはしませんよね。
しかし、南米カルチャー的には、出会ってすぐバーベキューに招待したりするのは普通のことのようです。
私もよく、出会ってすぐの彼らを友達とのバーベキューに連れて行ったり、彼らから招待されたりしました。
カルチャーショックは?
私個人としては、マイナス方面のカルチャーショックはありませんでした。
メルボルンで出会った人なので相手も外国人に理解がある人だったせいかもしれませんが、トラブルも全くありませんでした。
その反面、プラス方面のカルチャーショックはとても多かったです。

彼らは人と人とのつながりをとても大切にしています。
日本人って仲間内同士でポジティブな言葉をかけあうのを恥ずかしいと思う文化がありませんか?
「馴れ合い」なんていう表現をされてしまうことがあります。
ですが、彼らはすこし考え方が違う様でした。
仲間内同士でもポジティブな言葉を掛け合い、互いの夢を応援します。
少し自分たちと違う夢を持つ人が居ても、その人のことをリスペクトします。
その場にいない誰かの陰口を叩くようなことは、ほとんどなかったと思います。
「えっ?!会ったばかりなのにこんなに暖かい言葉をくれるの?!」
そんな風にカルチャーショックを受けることがよくありました。
英語のコミュニケーションは少し難しい
ここがちょっと難しい点です。
南米は英語圏ではなく、大半の国がスペイン語でブラジルはポルトガル語です。
ラテン系の人たちはアルファベットの母音の発音がそもそも違うので、英語の発音も日本人とは大きく異なります。
彼らが母国語風に英語の発音を間違えると、何を言っているのか私たちにはわかりません。
同じように、私たち日本人の英語も彼らには伝わりづらいです。
時々、彼らの英語の発音を「汚い」と表現する日本人がいます。
しかし、それは彼らにとっても同じことです。
私たち日本人の発音は彼らにとっては「汚い発音」です。
お互いの言語や文化を尊重しあいながら、根気よくコミュニケーションを取りましょう。
そうすれば、いずれお互いの語彙に慣れ、十分に意思疎通できるようになります。

しばらく彼らと過ごして分かったこと
友達の友達は友達!
私は、留学先でコロンビア人、ブラジル人の友達と頻繁にバーベキューを楽しんでいました。
それはとても大切な出会いの場でもありました。
彼らの文化としては、このようなイベントには自分の友達を連れて行くのが一般的なようです。
バーべキューの約束をするときは大体こんな感じでした。
私 「来週の土曜日、またバーベキューしようよ!」
友達「いいね!私の友達にも声かけてみるよ!」
そして、当日には大体2人か3人くらい友達を連れてきてくれます。
もちろん、私にとっては初対面の人達です。
彼らの流儀に合わせて、私も自分の友達を極力連れて行くようにしていました。
友達3人で企画したバーベキューが、当日は12人くらいになり、初対面の人ばかり・・・なんてことは頻繁にありました。
こういう機会を通して、友達の友達…という感じでどんどん輪が広がっていきます。
こんな楽しみ方は日本ではなかなかできないと思います。
バーベキューで出会ったブラジル人の友人とは、日本に帰った今でも交流が続いてます。
初対面は日本人よりもラク
バーベキューなどで初めて外国人と知り合う度に思うのですが、日本人との初対面より非常にラクです。
これは別に国民性とか性格とかの話ではなく、敬語で話す必要が無いことと、最初から名前呼びであることが理由です。
それにスーパーフレンドリーな彼らの文化が合わさり、初対面でもパーティーで大盛り上がり出来ます。
逆に、日本人の初対面で遠慮がちなカルチャーのままでいると、彼らに対して失礼な印象を与えかねません。
積極的に会話して、彼らの楽しい文化に混ぜてもらいましょう!
結局性格は人それぞれ
いろいろと彼らとの体験を書きましたが、あくまで一般の話です。
結局のところ、性格なんて人それぞれです。
コロンビア人の中にも、堅苦しく人見知りな人はいます。
ブラジル人の中にも、人との関わりを避ける人はいます。
日本人も同様でしょう。

まずは話してみることが大切!
少しだけ彼らの分化を予習したら、とにかくコミュニケーションを取ってみましょう!
そこで受けるカルチャーショックこそが国際交流の価値です!
皆さんの中で、新しい人付き合いの価値観が芽吹くことでしょう。