NintendoSwitchに付属しているJoyConは、イラストをデジタルで描くときの左手デバイスとして非常に有用です。
実際に私も使っており、もはや手放せないほど重宝しています。
この記事では、JoyConをWindows10で使用するする際の設定手順について書いています。
使用するイラストソフトはClipStudioです。

前提条件と設定の流れ
前提条件
・PCがBluetoothに対応していること
以上です。
最近のノートPCであればBluetoothは標準搭載されているはずですので問題ありません。
PCにBluetoothが搭載されていない場合は、受信機を購入してください。
僕はこちらを使用しています。
設定の流れ
ざっくりとした設定手順
①Windows10のPCにBluetoothでJoyConを接続
②JoyToKeyの導入
③ClipStudioのショートカットキーをコントローラーに割り当てる
③のキーの割り当ては、ゲームのキーコンフィグのように少々手間がかかりますが、一度やってしまえば今後のイラスト制作が楽になるので、頑張りましょう。

Windows10にJoyConを接続する
パソコン側の操作

スタートメニューからWindowsの設定を起動
スタートメニューをクリックし、歯車のマークをクリックします。

デバイスをクリック
「デバイス」をクリックします。

Bluetoothとその他のデバイスをクリック
左側のメニューから「Bluetoothとその他のデバイス」を選択

Bluetoothまたはその他のデバイスを追加をクリック
「+」マークをクリックします。

Bluetoothをクリックする
「Bluetooth」をクリックします。
すると、周囲のBluetooth端末を検索する画面になるので、ここでPCの操作はお終いです。
JoyCon側の操作

NintendoSwitchからJoyConを取り外す
設定時、JoyConはNintendoSwitchから取り外した状態にしてください。

JoyConのBluetooth接続ボタンを長押し
JoyConの側面にある小さいボタンを長押ししてください。
側面にある4つの四角いランプが点滅したら離しても良いです。

PC側でJoyConが表示されれば成功
PC側でJoyConが表示されたら、クリックしてください。
これで接続は完了です。

コントローラーボタンの割り当てを行う
JoyToKeyのダウンロード
JoyTokeyは、コントローラーのボタンにキーボードのキーを割り当てるソフトです。
JoyToKey公式ページから無料ダウンロードすることができます。
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、フォルダの中にあるexeファイルを起動すればすぐに使用できます。
JoyToKeyでJoyConを認識させる

JoyToKeyを起動し、Optionsタブの中にある「再検出」ボタンをクリックします。

「ジョイスティック1本検出」と表示されれば成功です。
※1本検出と表示されない場合
PCとJoyConのBluetooth同期が上手くいっていない場合があります。
1度Bluetoothの接続済みデバイスの項目からJoyConを削除し、再度Bluetooth接続をやり直してください。
再接続すると成功する場合が多いです。
(私も何度かに一度はこのような状態になります)
JoyConのボタンにClipStudioのショートカットキーを割り当てる

キーの割り当て操作
JoyToKeyでのジョイスティック検出に成功していれば、スティックやボタンを操作した時、操作したボタンが黄色くマークされます。

キーを割り当てたいボタンの行をダブルクリックして設定画面を表示
割り当ての対象ボタンの行をダブルクリックすると、詳細設定画面が表示されます。
この状態でキーボードのキーを入力すると、そのキーが割り当てられます。
目当てのキーを設定出来たらOKを押しましょう。

ClipStudioのショートカットキーを割り当てる
最後に、ClipStudioのショートカットキーを確認する方法についてです。
ClipStudioの「ファイル」メニュー⇒ショートカット設定をクリックします。

ショートカット設定画面でキーが確認できる。
全てのショートカットキーはここから確認できます。
好きなようにキーの割り当てを変更し、JoyToKeyでそのキーをJoyConに割り当てていきましょう。

以上で設定は終わりです。
キーの割り当ては一度に全てやってしまおうと思わず、ある程度割り当てたら実際に使ってみて、足りないと思ったボタンを追加していくようにするのがおススメです。
最初は少し上手くいかないかもしれませんが、使い慣れてくればJoyConが手放せなくなるくらい便利に感じるはずです。
今後、僕が実際に使用しているJoyToKeyの設定などを記事にしていきます。
そちらも是非ご覧ください。