Nintendo Switchのコントローラー「JoyCon」がお絵かき用デバイスとして優秀という話
これからJoyConを設定していく人の参考になればと、僕のキー設定を紹介します。
JoyConを使っていなくても似たような左手デバイスを使っている人は参考になるはず。
あと、左手デバイスを使う上で工夫してる点もいくつかあるので、そちらもご紹介。
使用しているイラストソフトはClipStudioですが、PC用であればSAI等のソフトを使っている人でも参考になるでしょう。

私が使ってるボタン設定
早見表

とりあえず画像を用意しました。
おススメポイント
戻る、進むは恐らく最も頻繁に使うので、押しやすく押し間違えにくいトリガーに配置。これはおオススメ!
そして頻繁に使う「ペン」と「消しゴム」も操作しやすいスティックに配置。
スティックは操作しやすい反面、連打に不向きなのでツール切り替え系が向いてると思う。
十字ボタンはちょっと押しにくいので、時々使う機能を配置。
↑「レイヤー選択」
イラスト上の線なんかをタッチするとその線のレイヤーを選択してくれる便利な機能
→「色相・彩度・明度」
色調補正はメニューから項目を選ぶのがかなり面倒くさい。
そして本気イラストだとレイヤーごとにやるので、キーに割り当てると便利。
↓「自由変形」
デッサンが下手なので頻繁に使う。
これが無いと絵かけません。
コントローラー側面のZL,ZRトリガーはレイヤー上下移動を当ててますが、押しにくいこともあって正直あまり使っていません。

左手デバイスを使う上での工夫
キーボードを使うタイミング
左手デバイスを使う上での最大の難点が文字の入力。
効率的にキーボード入力するためには、一度左手デバイスを机に置かないといけないので本当に面倒!
そこで、文字入力はできるだけまとめてやってしまおうというお話

問題なのはレイヤーに名前をつけるとき
漫画のセリフやら効果音は最後にまとめて入れればいい。
問題になるのは、作業途中に何度も作成することになるレイヤーの名前だ。
落書きはともかく、本気イラストを描くときは色ごとにレイヤーを分ける人も多いと思う。
最終的に数十枚になるので、レイヤーには簡単でも名前を付けておきたい。
かといって、レイヤーを1枚作るたびに名前を付けていては、その都度キーボードが必要になるので左手デバイスの意義が薄くなる。
そこで考えたのは、先に必要なレイヤーをある程度まとめて作ってくというもの。
ある程度描き慣れている人なら、自分がこの先どんなレイヤーを作るかなんて分かっているはず。
例えば女の子のイラストを描くのならラフ⇒下書き⇒ペン入れのレイヤーは明らかに必要になる。
だったら、最初にまとめて作っておいた方が道具の持ち替えが少なくて済むわけです。
これだけで絵を描く上のストレスが激減します。
都度レイヤーを作るという手間がどれだけストレスたっだか実感できると思うので、ぜひ試してみて欲しい!
複数のキー設定を工程によって切り替える
レイヤー作成をまとめてやる話をしたけど、それ用のプロファイルを作成してます。それが「準備作業モード」

こちらがその設定内容

準備作業モード
新しくイラストを描き始める時や、ペン入れが終わって色塗りに移るときは一時的にこちらに切り替える。
レイヤー作成、レイヤーフォルダ作成、レイヤー名変更のボタンがあり、高速で多数のレイヤーを作成できる!
レイヤー作成って実は結構手間で、ショートカットを使わない場合はこんな手順になっているはず。
- レイヤープロパティ画面を右クリックして、
- レイヤー作成ボタンをクリック
- レイヤー名を入力する
手順はそう多くないけど、ClipStudioの大量のボタンの中から必要な適切なボタンを目で探してクリックするというのは、実はかなり脳のエネルギーを使ってる(多分)
このうち2つの手順がJoyConのボタン一つで出来るようになるだけで驚くほど楽になる!
JoyToKeyでキー設定をしているのなら、ボタン長押しでプロファイルを切り替えるという設定ができるので、切り替えにも手間はかからない。
僕はこういう使い方をしているけど、ペン入れと色塗りで使うプロファイルを分けたりと工夫は無限大!
慣れてきたら複数プロファイルを使って沢山のショートカットを使いこなそう。

マイ設定は1日にしてならず!
僕もこの設定にたどり着くまで、結構長い期間あれこれと試行錯誤しました。
自分のキー設定を考える時、最初から深く考えすぎないようにしよう。
絵を描きながら「あのショートカットも欲しいな」と思った時に随時追加していこう。
そうすれば、いずれベストなマイ設定が仕上がるはずです。