近頃デザインの勉強をし始めた私ですが、印刷物の制作はやはり擦ってみないとわからん・・・という結論に至りました。
そこで、自分オリジナルのCDジャケットを制作してみて経験を積んでみることにしました。
趣味で書いたこの画像を使って、CDジャケットを制作した時のことを書いていきます。
データ入稿~実際にモノが届くまでの過程を書いていますので、自作グッズ作りに興味のある方はぜひ読んでください!

ジャケット表面はこんな感じです。
この記事はこんな人にオススメです。
- 自作グッズ作りに興味のある方
- CDジャケット等、印刷物デザインを勉強している方
- イラスト、デザインが好きな方

自作グッズを作った経緯
そもそも嘘CDジャケットって何だよ
趣味でデザインしたオリジナルの美少女キャラクターがキャラソンを出したみたいな設定でCDジャケットをデザインしてみたんです。
まあ、絵は描けても曲は作れないんでディスクの中身は空っぽです。
ディスクはあっても曲は無いので、「嘘」CDジャケットというわけですね。
せっかくなので少しでも実用的になるようにディスクはDVD-RWに印刷してますけどね!
何でそんなもん作ったんだよ
作ってみたかったんだもん!
最近、私はいい歳ながら真面目にデザインの勉強を始めました。
その過程で印刷物の作り方も学びましたが、やはり学ぶだけではわからないこともあるわけですね。
印刷所さんとのやり取りの仕方だとか、入稿データの受け渡しだとか、実際にモノがどんな風に届くか・・・とか。
100聞は1見にしかずと言いますし、経験は何にも勝る財産です。
それなりにお金はかかりますが、いっちょ作ってみることにしました。

入稿用デザイン作り
DTPの練習としては、かなり良い経験になりました。
入稿データ作成だけでも結構なボリュームになるので、別の記事にまとめています。
ラフ起こしからのデザイン制作過程も載せてありますので、是非読んでみてください。

頼んだ印刷会社さんとかかった経費について
ジャケット、バックインレイの印刷を依頼した業者さん
CDジャケットの印刷を少数でやってくれるところって少ないんですよね。
色々探し回ったところ10部から印刷してくれるSOUND PRESSさんに依頼することにしました。
会員登録しただけで1000ポイント(1000円分)をもらえたので、実質初回は1000円引きです。
これはありがたい!
CDに入れる曲が無いし、DVD-RWを使いたかったので、CDジャケットとバックインレイの2点のみを依頼しました。
嘘歌詞カードまで作る元気は無かったので、ジャケットは1枚ぺらです。
プラン名は【CDジャケット2点パック】というやつですね。
自分で用意したもの
印刷会社さんには紙だけを依頼したことになるので、ジュエルケースとディスクはこちらで用意しないといけません。
印刷は20部依頼したんですが、特に頒布する予定もないのでジュエルケースはとりあえず10個入をAmazonで購入。
DVDのディスクは20枚入りでそこそこ安いものがあったので、こちらもAmazonで注文しました。

こちらの物を購入して使いました!
それで、いくらかかったの?
・・・思ったよりかかりました。
まず、SOUNDPRESSさんの料金について!
【CDジャケット2点パック】にバックインレイ両面カラー印刷のオプションをつけると、以下の価格になります。
用紙はコート135kgです。
- 10部 … 4670円
- 20部 … 5250円
- 30部 … 5670円
10部だけ頼むのはコスパ的に悔しかったので、無駄に20部頼みました。
初回登録で1000ポイントもらっているので、4250円かかったことになります。
加えて、Amazonで購入した物が以下2点
- ジュエルケース10点入り … 999円
- DVD-RW 20枚入り … 1814円
つまり、合計すると7483円です!
・・・結構かかりましたね。
でもまあ、自作グッズが手に入った上にCDジャケット制作経験が得られるのなら払える金額です。
正直DVDは要らんかった気がしないこともない

ついに来た!私だけのCDジャケット!!
ついに届いた!待ちわびたよ!
そして待ちわびた到着の日!!とても待ち遠しかったです・・・。
というのも、注文から自宅に届くまで9日間もかかったんです。
SOUNDPRESSさんの発送は4日目にしていただいたのですが、発送元が鹿児島だったことと3連休を挟んだことなどが影響して遅くなったみたいですね。
関東より北のお住まいの方は、余裕をもって注文していただいた方が良いでしょう。

開封すると、こんな感じで入ってました。
※一度出した後に、状態を再現して撮った写真です。
すごい!やっぱり実物になると感動する・・・!

取り出してみる!
厚紙に巻かれている方がバックインレイです。
それぞれ3部予備をつけてくれています。
印刷の落丁に備えて・・・ということでしょうね。ありがたいです。

これがそれぞれの表面!(ケースの外側)

こっちが裏面!(ケースの内側)
盤面も印刷しちゃう!
さて、テンション爆上がりしたところで盤面も印刷しちゃいます!
「ディスクレーベル印刷」という機能を持ったプリンタをお持ちであれば、自宅で盤面印刷できちゃうわけですね!
ちなみに私はTS8030というCanonさんのプリンタを使用しています。

ディスク印刷用トレイに白ディスクをはめ込んで・・・

付属ソフトの指示に従ってディスクをプリンタに挿入

印刷完了!
とはいえ、やはり印刷所さんには適わないようです。
何度かやり直して調整したんですが、どうしてもディスクの白い部分が少しだけ残ってしまいました。
でも注意して見ないとわからないからヨシ!
これで完成!ついに組み立て!
自家印刷ってことで、盤面にはあまり期待してなかったんですが意外とキレイに出来ていたので、これまたテンション爆上がり!

震える手でジャケットを組み立てる

ディスクもはめ込んで!

完成!!
いやー・・・感動!
皆さんから見たら出来の悪い同人CDかもしれませんが、私から見れば努力の結晶です!
ケースに入るとプロっぽい感じがあってたまりませんね!
ちなみに、1枚300円(原価割れ)で優しく親しい友人たちにいくつか買い取っていただきました・・・
本当に感謝です。

デザインに興味がある方ならやる価値あり!
手間もかかるし、値段も張るのですが、デザイナーを目指す方などには良い経験になるのではないでしょうか。
何より、自分のグッズが実物になるのは感動ものです。
グッズ制作に興味がある方は、是非試してみてください。