多くの海外留学にはシェアハウス生活がつきものです。
全部の留学先の国がそうってわけじゃないけど、少なくともメルボルンはそう。
日本ではなかなか見かけないし、ましてや外国人との共同生活なんて想像できない!
そんな方の参考になればと、僕のシェアハウス生活を綴っているのがこの記事。
ほぼ1年間同じ家に住み続けて、なんどか同居人が入れ替わったので色々エピソードがあります。
長くなるので何記事かに分けて書きます。

どんな家だったのか
家のタイプと僕の部屋
とても大きな1軒屋でした。
ベッドルームが3つ、広くて綺麗な屋根裏部屋が1つ、パーティールームのような広い部屋が1つ。
さらにリビングも10人以上でパーティできそうな広さで、それに加えてエクストラリビングという8畳ほどのスペースもあります。
そして庭も広大で、小さなプールとガレージがあり、空いているスペースだけでも家がもう一軒建ちそうなほどでした。
物件探しで見学に来たときは「なんじゃこりゃ?!」と思いましたね(笑)
僕のお部屋も広くて、10畳近くありました。ダブルベッドとワードローブ二つ、チェストと机まで完備。
住み心地はかなり良かったので、留学期間のほとんどをここで過ごしました。

快適だった僕のお部屋
立地とお値段
駅まで徒歩5分、スーパーまで徒歩8分。かなりの好立地です。
加えて隣の駅に学校があるので学生が多く、警察もよく巡回している非常に治安のよいエリアでした。
難点はシティ内まで電車で約40分程度かかるということ。とはいえ、オーストラリアの電車はわりと快適な上に、ノートパソコンでの作業が多い僕には何のデメリットでもない。
お値段は週$180で光熱費は別。郊外のオウンルーム物件にしてはやや高い部類ですが、部屋が広いので仕方なし。
これに加えて通学のための電車の定期券が月$148でしたので、家賃と交通費で月$900程度の出費でした。
痛い・・・。

値段相応の広い一軒家でした!

入居したての頃
同居メンバー
僕が入居を決めた時のメンバー構成は僕以外ではこんな感じ!
- 日本人 2人
- イタリア人
- ベトナム人
- オーストラリア人
- ジャーマンシェパード
なんと計6人+1匹の同居生活!(全員男)
ていうかシェパード恐っ!デカすぎでしょ!
住み始めの頃は聞きたいこともいろいろあるし、日本人が2人いるのはちょうど良かった。
この内日本人とベトナム人がマネージャー的な役割をしていて、家賃の集金やら光熱費の管理をしてくれていました。
最初はドキドキ
入居日はドキドキでした。だってシェアハウスなんて初めてですから!
マネージャーの日本人からいろいろと説明を受けながら鍵を受け取ります。
人当たり良いフレンドリーな人でよかった・・・!
メンバーの半分は日中は仕事をしているので居なかったのですが、もう一人の日本人とベトナム人には挨拶できました。
もう一人の日本人はカフェでバイト中のバリスタ志望の人。こちらもかなり良い人そう!
もちろんベトナム人とは英語でお喋り!当時は留学し始めで、英語に慣れていなかったので緊張していましたが相手も語学留学生。
共通点は多かったので話も弾んですぐに仲良くなれました。
しかし、初日の最大の敵は奴!
オーストラリア人が飼っているシェパード!
慣れない来訪者相手に吠える吠える!恐すぎる!!

こんなん吠えてくるの怖いだろー!
他の同居人
翌日、シェパードの飼い主のオーストラリア人と会うことができました。
50歳近い建築家の大男でしたが、いかにもオーストラリアンな感じでかなりフレンドリー。
この家は昔、彼が建築に携わったそうです。高級住宅ばかりを手掛ける凄腕の金持ち建築家でした。
リッチマンなだけに、世界中を数カ月単位で滞在しながら旅した経験があり、日本にも3カ月ほど滞在して休暇を楽しんだんだとか。
日本好きな人だったので、話せる話題も多くてすぐに仲良くなれました。
そして、最後の一人は30歳のイタリア人。
普段はレストランの夜勤シフトで働いていて日中は寝ており、なかなか会えませんでした。
筋トレ好きのセクシーマッチョマンで、旅好きな彼。前はカナダにワーホリで滞在していたとか。
イタリア人特有のアクセントが強いながらも、かなり英語が上手で彼とオーストラリア人との会話はテンポが速く、入っていくのは一苦労でした。
忙しい人だったのであまり話せませんでしたが、筋トレの話題で盛り上がったりして彼とも仲良くやっていけました。
ちょっとしたトラブル
フラットメイトたちが良い人ぞろいで安心したのもつかの間。
ちょっとしたトラブルが起きます。
僕が入居して2週間たったころ、これまでマネージャーをやってくれていた日本人の持病が少し悪くなり、帰国することになりました。
それに加え、同じくマネージャーをやっていたベトナム人も家族に呼び戻されて帰国することになったのです。
何がトラブルかというと、この2人がマネージャーの役割の引継ぎ的なことをほとんどやってくれなかったんです。元々、オーナーとの直接の契約だったらしくていろいろと手続きに謎が多く残りました。
年長のオーストラリアンが引き継いでくれたので良かったですが、居住者の人数が減ったので今まで家賃に込みだったWi-fi料金が月$20掛かるようになり、光熱費も割る人数が減ったことで高くなりました。
とはいえ、同居人数が減ったことでさらに快適になりました。
ちょっとくらい高くなってもへーきへーき。

ビッグホームパーティー!
準備編
僕が入居して約2カ月後。この日は同居犬のシェパードくんの誕生日。
この頃には僕も彼とすっかり仲良くなって、吠えられることもなくなりました。
飼い主のオーストラリアンが、盛大なバーベキューパーティーをやろうと言い出しました。
イタリアンはその日も仕事で参加できませんでしたので、別の日本人と3人だけになりましたが盛大に割り勘パーティーをやる事になりました。
このオーストラリアン、実は若いころはレストランの経営者だったとか!
コックとしての腕前も一流な上、良い材料があるお店も知り尽くしているそうなので、買い出しを担当してくれました。
オーストラリアン特有のやたらと大きな車で買い出しに出ていく彼。

オーストラリアでよく見る車
そして約2時間後…
台所の掃除をしていた僕は、帰ってきた彼から「荷運び」を手伝ってほしいと言われ、ガレージの方に出て行きます。
すると、彼の車の荷台には訳が分からない量の酒と食材が!!!
これ何?!3人分なの?!
数kgの肉のとビール1ケースに何種類かの高そうな酒!
高笑いしながら次々と家に運び入れていきます。
HAHAHA! Facking Big Party!!!
とか言いながらさっそく缶ビールを開封し始める彼。このときまだ朝の10時半。
もう一人の日本人もやってきて、早くもパーティーが始まりました。
パーティー編
パーティー編とか言いつつ、準備の段階から大分飲んでます (笑)
野菜を切ったりソースや食器を準備した後、3人で庭に出てバーベキューを開始。
羊に牛に豚にたくさんの肉!
そして野菜は殆ど無い!
これぞオーストラリアンバーベキュー!?
ボトル1本$100ほどする高級ウォッカを飲みながら肉をたらふく食べて騒ぐ3人。
日本の食文化や、オーストラリアンが旅してきた国々の文化。話題は尽きません。
しかし、あくまでパーティーの主役はシェパードくん。
この日の彼は特大の骨付きビーフを与えられて幸せそうでした。
朝から騒いで午後3時。
オーストラリアンが「一回休憩して、夕方から再開しよう」と言い出します。
僕も相棒の日本人も、かなり飲んでベロベロだったので締めるには良い頃合い。
また夕方な!とみんなそれぞれ解散します。
その後、僕はソッコーでベッドに倒れ込み目覚めたのは翌日の朝でした(笑)
結局、3人とも同じ状況で結局午後の部は翌日に持ち越され、2日連続の大パーティーとなりました。
ちなみに割り勘額は1人$110(訳9000円)
宅飲みでこれはやべー…(幸せだったからヨシ!)

住み始めから波乱万丈
日本では滅多にできない経験
昼間っから高級食材まみれの自宅バーベキューパーティー!
これがオーストラリアンスタイル!…ってわけじゃないでしょうが、日本ではなかなかできない経験なのは確かです。
あんな大きな家に住めたというのも、シェアハウスならではの経験。
留学先で1人暮らしが出来ちゃうようなお金持ちの方でも、一度は経験してみると面白いかもしてません。
ここに書いたのは序盤のほんの2カ月の出来事。まだまだエピソードはたくさんあります。
他にも記事に書いていくので、関連記事の方も読んでみてください。
きっとシュアハウス生活に興味が湧くと思いますよ!