表情練習は超効果的! 上達のために意識すること
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2019年10月31日

アマチュア趣味絵描きのコンコンタです。

PixivやTwitterを見ていると時々見られる表情練習のイラスト

上手な人が描いているとキャラクターの色々な表情が1枚で見れてかなり得した気分になりますよね。

 

作品として描いてみるのも楽しめそうですが、「表情練習」という名前からして上達にも効果がありそう。

いつかコミティアで漫画を出してみたいという野望がある僕にとって表情の描き分けは避けて通れない課題

 

そういうわけでオリジナルキャラクター3キャラ分、たっぷり時間をかけて表情練習をしてみました!

その結果得られた成果や、やるときに意識すべきコツなどを記事にしてみます。

 



 

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表情練習やってみた!

1キャラ目をやってみた

 

1キャラ目はこのサイトのヘッダーでお座りしてるライラです。

このキャラは変な髪型してますけど物理法則を堂々と無視できるので案外楽です(笑)

 

1キャラ目ということで好きに自由に描かせてもらいました。

このキャラは漫画も途中まで描いたり、4コマ漫画なんかも描いているので結構書き慣れていたので素直に上手くいったなという印象です。

ライラというキャラ自体が自分の得意な要素の塊みたいな感じなので、これが一番出来が良いと思います。

 

 

 

 

2キャラ目は違ったテイストにしたい

 

2キャラ目はスーです。

このサイトでは右下でガイドキャラクターを勤めていますね。

 

2キャラ目ということで意識したのは得意なものばかりに偏らせないようにすること。

元気のいいキャラクターを描くのは比較的得意なので、落ち着きと上品さが出るように意識はしました。

とはいえ、苦手分野が詰まっているので反省点が多いです。

 

もう少しおとなしく上品な感じで描けたらよかったなあ

 

 

 

 

3キャラ目もまた違った感じに!

 

3枚目はリーズ このサイトのフッターに立っていますね。

お茶目だけどしっかり者のイメージなんですが、オリジナルなのに結構描くのが苦手です。

 

1、2キャラ目の24個の表情とあまり被らないように意識するとレパートリーが底を尽きた感じがあります。

お茶目な女性らしさを意識したつもりですが、これも経験不足で結構苦労しました。

これも反省点が多い作品になりましたが、普段描かないような表現も使ったので良い経験になったと思います。

 

経験値としては結構大きかったかも

 

 

 

 

辛いこともあったが楽しい

たくさん描かなければいけないのはそれなりに苦痛でした。

あくまで練習なので、自分が苦手な表現もあえてたくさん入れたので出来栄えも落ちますし疲れも感じました。

 

とはいえ、萌えイラストを描いていて一番楽しいのはやっぱり顔を描いているときでしょう。

表情練習は楽しい部分の塊なので、描いていて充実感があったし楽しかったです。

顔が上手に描けるようになれば今後のイラスト活動のモチベーションにもなるし、やってよかったと思います。

 

 

 

 

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表情練習の効果は?

単純に顔を描く練習になった

36個も顔を描いたので単純に良い反復練習になりました。

顔を描くときの描く速さは明らかに向上しましたし、失敗することも少なくなりました。

前まではイラストを描くとき、顔は左右反転を繰り返したりして何度も微調整をしながら描いていましたがその時間が明らかに減りました。

 

キャラクターを描くことにも慣れたので今回練習した3キャラに関しては大分筆が早くなったのも実感しています。

(変な髪型のデザインだからなおさら)

ジャンル移動をした直後などは、そのキャラクターのデザインに慣れるためにも一度表情練習をしてみると手っ取り早くコツが身につくでしょう

 

 

 

表現のバリエーションが増えた

これが一番期待していた効果でしたが、バッチリ期待通りに上達しました。

今までで描いたことがなかったような表情もいくつか含まれているのでレパートリーを増やすことができました。

 

表情以外でも、感情を表すポージングや背景に使っている効果などの表現も意識的練習したのもプラスに働きました。

イラストを描くとき、キャラクターのシチュエーションなどをよりわかりやすく表現できるようになりました。

 

 

 

 

描き分けも大分マシに

元気なキャラ、大人っぽいキャラなど性格の違うキャラクターをチョイスして練習したので、描き分けも前より上手にできるようになった気がします。

似た格好、同じ性別のキャラクターでも文字を使わずに性格の違いを表現するのは面白い漫画を描く上では必須のスキルになると思うので、今後も磨いていきたいと思います。

 

 



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上達するためのコツ

表情練習の効果は実感できたのでオススメですが、取り組むにあたってコツがあるなと感じます。

個人的意見ですがいくつかご紹介します。

 

テンプレートを借りよう!

表情練習に使っている枠のことですが、自分で作るよりも他の人が作ったものを利用するのが良いなと思いました。

自分で枠を作ると自分が描ける表情だけで組み上げてしまうので練習効果が低くなりかねません。

 

 

テンプレートはPixivなどで権利フリーで配布している方も多数いるので、すぐに見つけられるでしょう。

TwitterやPixivのフォロワーさんが使っていた枠を借りてみるのは練習になりますし、良い交流になると思います。

今回お借りしたのはこちらのテンプレートです

「焦る」、「受け」、「攻め」などは自分では思いつかないお題だったので良い練習になりました。

 

 

 

 

感情は表情だけではない

表情練習という名前ですが、感情表現は表情だけでできるものではありません。

上半身の動かし方や、顔や首の角度からも感情を表すことができます。

 

どうせやるなら顔だけを描くよりも胸くらいまで描くと表現の幅も広がりますし練習にもなります。

単純に顔だけ描いても12種類も差をつけるのは難しいので、胸まで描いた方が作品としての出来栄えも良くなるでしょう。

 

 

 

 

単調にならないように

表情練習の目的の一つはバリエーションを増やすこと

何キャラクターかやってみて、同じような表情が何個も出てきてしまうようだと改善が必要だと言えるでしょう。

例えば、3キャラクターの「泣く」を描くときに三者三様な表現ができていると作品上でもキャラクターの個性や魅力をより強く引き出すことができます。

 

レパートリーが足りないなと感じたら、自分の大好きな漫画を手にとってみてそこから好きな表情を参考にしてみましょう。

漫画における感情表現はテンプレート化されている部分が多いので、何種類か暗記するだけでもレパートリーが大きく増えます。

プロの漫画家でも他の人の表現を参考にするのは多々あるようなので、私たちも見習ってどんどん吸収していくべきなのでしょう。

 

 

 

 

繰り返しやっていこう!

新しい表情を練習として描いたとしても、1回ポッキリではなかなか身に着けることはできません。

ある程度幅を広げる練習をしたらもう一度同じキャラクターで挑戦してみるのも良いでしょう。

前に挑戦した新しい表情を参考資料なしで少ない時間で描くチャレンジをしてみると成長を実感できるかもしれません。

 

前に描けた表情を2回目やったら描けなかったとしても心配はありません。

むしろ描けなくなったものを思い出すための反復練習です。

人間の頭は忘れたものを思い出すと、それは重要な記憶としてより強く頭に刻まれます。

何度もやって、自由自在に感情表現を使いこなせるようになりましょう。

 

漫画を描きたい方には特に効果的な練習だと思いますので、1枚イラストや全身デッサンに疲れた方は一度表情練習に挑戦してみてはいかがでしょうか?

私もコミティア出展の夢に向けてもう何回かチャレンジしてみるつもりです。

 

私の作品は当サイトギャラリーにありますので、ぜひ見ていってくださいね。