以前、1年間のオーストラリア留学に行っていた際、何人かのスペイン人と仲良くなりました。
日本とは全く違う文化を持っている人たちで、思わず「嘘っ?!」って思うような経験をいろいろとさせてもらいました。
驚くことも多かったですがフレンドリーで、私はスペイン人の友達が大好きでした!
そんなわけで、皆さんにも彼らの文化を知ってもらうべくこの記事を書きました!
この記事はこんな人たちにオススメです。
- 外国人の性格や文化に興味がある方
- 今後、海外生活を考えている方
- 留学生活の雰囲気を知りたい方

私から見たスペイン人の印象
熱意に溢れる人達
私が最初に感じたスペイン人の印象は、何と言っても熱意!
語学学校で出会った彼らは、みんな勉強に対してすごいモチベーションを持っていました!
メルボルンでの1年間の留学生活で7人のスペイン人と友達になりましたが、いわゆる「ファッション留学」的なスペイン人には1人も出会いませんでした。
日本人含め、大体の国から来る留学生の約半数は学校をサボりがちだったりするので、これは驚き!
もちろん学校の出席率だけでなく、休み時間には新聞を読んで社会勉強をしていたり、予習復習もとっても熱心です。
私も英語の勉強はとても頑張っていたので、彼らからたくさんのエネルギーをもらいました。
趣味活動やアルバイトにもとても熱心で、活動的!
学校にバイトに観光に、とにかくスケジュールを詰めて友達と出かけまくっていたようです。
私も何度も混ぜてもらいましたが、ぜんぶ参加してたら体が持たん・・・。
ということで、マイペースに付き合わせてもらってました(笑)
包み隠さない物言い
誤解が無いように先に書いておきますが、攻撃的だというわけではありません。
気にしていることをズカズカ言ってくるという意味でもありません。
親しい友人どうしてあっても、時々は相手のことに苛立ったりすることはありますよね?私も時々あります。
逆に、親しい友人に対して不快な思いをさせてないか気になる事もありますよね?
私があったスペイン人の友達は、そういうことはちゃんと話して解決しようという考えを持っていました。
時々、彼らは他の人にズバッ!!っと物を言うことがあります。
怒っちゃった?!って思うこともありましたが、どうもそうではないみたいでした。
ズバッと言って相手とわかり合えたなら、むしろ前より優しく接してくれます。
「私たちは大人なんだから、お互いに怒ったりしないでちゃんと話せばわかるでしょ?」といったことをよく言っていました。
私はこの人たちの文化が好きです。
いきなり会社を辞めてオーストラリア留学をするような人間なので、他の人とズレがちだったりするので、相手を不快にさせてしまってないか結構気にするんです。
ある程度はハッキリ言ってもらった方がスッキリするし、それで相手のことを嫌いになったりはしません。
こんな考え方だからこそ、留学先ではスペイン人の友達が沢山できたのかもしれませんね。
ハッキリとした物言いや考え方が好きな人は、スペイン人と仲良くなれるかも!
リスペクトは欠かさない
ハッキリキッパリ物を言う情熱家の彼らだからこそ、相手へのリスペクトは欠かしません。
だからこそ、安易に喧嘩になったりしないんでしょうね。
スペイン人と友達になるたび、お互いの夢や好きなことを話す機会がありました。
やっぱり文化的に、相手の情熱の向き先は気になるのかもしれません。
モノ作り大好きなちょっと変わった私は、「自分1人でゲーム作りたい!」とか、ちょっと変な夢を持っていたりするんですが、彼らは私の夢にポジティブな言葉をたくさんかけてくれました。
スペイン人からすれば、日本の奥ゆかしい文化はちょっと奇妙に映るようですが、それも「日本の文化はよくわからないけど、リスペクトする!」と声に出して宣言してくれました。
やっぱり異文化理解にリスペクトは大切だよなぁ・・・としみじみ思い、見習わないといけないなぁと思いました。

スペイン人の友達と過ごした日々
1記事には書ききれないほどたくさんの思い出があります。
細かいことは別の記事に書いていくとして、ここではスペインの文化が垣間見えた出来事を書いていきます。
最初に出会ったスペイン人
私の通っていた語学学校、Impact English Collegeではスペイン人は全体の5%程度在籍していました。
入学直後に所属することになったクラスにも、1人のスペイン人が居ました。

最初に出会ったスペイン人は28歳男性
スペインではトラックの運転手をしていたそうで、陽気だけど勉強には真面目なナイスガイでした。
前のクラスの先生の教え方が自分に合わなかったので、熱心に学校に訴えてクラスを変えてもらったことがあるそうです。
こういう高い行動力もスペイン的文化なのかなぁ・・・なんて思いました。
クラスの中では英語力が高く、講義内でも発言が多かった彼とはよく気が合い、そのうち一緒に出掛けたりするようにもなりました。
彼がキッカケになり、スペイン人との交流の輪を広げていくことになったのです。
スペイン人コミュニティに混ざってみた!
スペイン人に限りませんが、外国人というのは現地でコミュニティを作るものです。
クラスメイトだった彼に紹介してもらい、何度かスペイン人の集団と一緒にお祭りを回ったりしました。
コミュニティといってもすごくオープンで、1人だけのアジア人だった私も暖かく歓迎してくれました。
そのコミュニティの中でも英語を勉強している人は多かったので、スペイン人以外の人と話したかったみたいですね。
一緒に遊ぶときは、フリーマーケットのようなイベントに参加することが多かったです。
日本人に比べて人と人とのつながりを大切にしているようで、店員さんと値段の交渉のやり取りをしたりするのが好きだったみたいです。
他にも、イベントやお祭りが大好きだったようで、ブラジルフェスティバルや、スリランカフェスティバルなんかにも行きました。
ジャパニーズフェスティバルにも一緒に行き、解説役を任された事もありました。
エネルギッシュ過ぎてついていけないこともありましたが、波乱万丈で楽しい日々でした。
語学学校で一騒動
勉強にも熱意たっぷりで、包み隠さない物言いのスペインの人たち。
その国民性からか、学校では先生を泣かせてしまうというちょっとした騒動を起こしてしまったことがあります。
誤解の無いように書いておくと、別に彼らが先生を攻撃したわけではありません。
そこだけは誤解しないでくださいね!
ちょっと長いので、こちらの記事にまとめています。
ホームパーティーにお呼ばれ!
留学の後半、仲良しのスペイン人の友達が帰国する日が近づいてきており、盛大な送別会が催されることになりました。
スペイン人コミュニティの何人かが大きなシェアハウスに住んでいたので、そこを使ってパーティーをすることになったのです。
20人ほどのスペイン人、5人ほどのオーストラリア人、そこに唯一のアジア人として私がお呼ばれされたわけです。
正直、結構ドキドキでした 笑
パーティーでは、大鍋で作る手作りのパエリアや、スパニッシュオムレツが振る舞われて大興奮でした!
だってスペイン人がスペイン人のために作る現地の料理ですよ?こんな機会滅多にありません!
どれもこれも美味しかったのですが、やはり材料が違う様で作ってくれた人たちはあまり納得していないようでした。
「70点くらいかなぁ・・・?」なんて言ってましたけど、私からすればもう満点の味でした。
ひとしきり料理タイムを終えると、ダンスタイムです。
あ、別にフラメンコとかじゃなくて、普通のクラブミュージックに合わせて体を動かすだけですよ?
特技のブレイクダンスも披露し、大盛り上がりでした。
(こういうとき、ダンスやってて良かったなぁって思います・・・)
私が会話に混ざれるように英語で話してくれましたし、積極的に話しかけてくれました。
すごくフレンドリーでしたし、知らない日本人だらけのパーティよりも気が楽だったかもしれません 笑

文化はあれど、結局のところは人それぞれ
この手の記事では毎回書いていますが、結局のところ性格は人それぞれです。
シャイな人もいれば、ちょっと攻撃的な人もいるかもしれません。
それでも、やっぱり国の文化的なものは感じられて面白いものです。
日本の奥ゆかしい遠慮がちな文化が合わないなぁ・・・なんて思っている人が居たら、是非スペイン人と話す機会を狙ってみましょう!
彼らの文化とマッチして、あっという間に友達になれるかもしれません!
最初はちょっと怖い印象もありましたが、とても優しく筋の通った良い人たちです。
是非、みなさんも交流を持ってみてください!いろいろな発見がありますよ!