元オーストラリア留学生のコンコンタです。
1年間メルボルンに滞在していました。
1年間の留学経験から、メルボルン留学の良い点悪い点について考えをまとめました。
結論から言ってメルボルンに留学して良かったなと思っています。

メルボルン留学のいいところ
オーストラリアは住みよい国
メルボルンはオーストラリアでNo.2の規模を誇る大都市です。
オーストラリアは気候が温暖でとても住みやすいので、まずはそこがオススメポイント
中でもブリスベンやシドニーは夏でも暑くはなく、冬でも気温が10℃を下回ることがほとんどないのでかなり快適です。
勉強をするにせよ、外で遊ぶにせよ過ごしやすいというのはそれだけでストレスが無く幸せです。
メルボルンは南極に近く、オーストラリアの中ではやや厳しい気候ですが、それでも日本よりは快適だと感じました。
冬でも昼間は気温が上がり、夏は40度近くまでなるものの湿気がないので不快には感じません。
メルボルンは住みやすい都市
メルボルンは世界的にも住みやすい都市として非常有名です
イギリスのエコノミスト誌の調査部門 EIUが発表している「世界で最も住みやすい都市ランキング2018」では2位にランクインしています。
(2017以前は連続で1位でした)
実際住んでみるといろいろと納得できる点が多かったです。
ショッピングモールは大きいので服も電化製品も何でも揃います。
街中には無料の路面電車が走っており、少し距離のある場所でもあまり歩かずに行くことができます。
特に年配の方には好評のようです。

留学生にはありがたい自習スペース
この写真は州立図書館
wi-fi完備で自習室を無料で開放しています。
こんな素敵な場所で毎日勉強できるのですから、モチベーションも沸いてきますよね。
移民が多いグローバルな場所
オーストラリアは移民を多く受け入れてきた歴史のある国です。
(あまりに多くて年々厳しくなっていますが)
それ故に、メルボルンの街では非常に多くの人種の人々が入り混じっています。
いろんな国の文化を体験できるのはオーストラリア留学のメリットでしょう。
特に、レストランは色々な国の本格的な料理が楽しめます。
例えばイタリアンレストランはイタリア人が現地のイタリア人のために料理しているのでかなり本格的です。
(それでも本場には劣るそうですが)
他にもブラジリアン、チャイニーズなど、その国の人々によって経営されているお店が街中にあります。
国ごとの接客風景なんかも見ることができるので、良い文化経験になりますね。
いろんな国の人と英会話
多くの人種が入り混じる環境は、英語の学習の面とても良いと思います。
現代では英語は世界中で話されている言語であり、アメリカ人、イギリス人だけで無く多くの人種が英語で会話をしています。
その発音は母国語の影響を大きく受けるようで、国によってアクセントが違います。
今の時代で英語を話したいのなら、多くの人種の方との会話経験を積んだ方がビジネスでも有利でしょう。
何より、色々な国の人が共通の言語で会話できる環境なんて世界中にそうはありません。
僕もこの機会にたくさんの国の人と会話して色々な文化を学ぶことができました。
治安が良い
オーストラリアが移民政策に成功した背景には、治安維持の努力が大きいと思います。
街中ではよく警察が巡回しており、夜中になると駅に警官が待機していたりします。
夜中でも女性が一人歩きをしているのはよく見る光景なので、それだけ犯罪が少ないのでしょう。
オーストラリアで留学生がトラブルに巻き込まれたという話は僕は聞いたことがありません。
1度犯罪に巻き込まれれば人生が台無しになることもあるので、治安の良さは大切な要素です。
とはいえ油断は禁物
不慣れな外国人がターゲットにされやすいのはどこの国でも(日本でも)同じなので、しっかりと自衛はしましょうね。

ここが辛いよメルボルン
物価が高い
オーストラリアは比較的物価の高い国です。
その中でもシドニー、パース、メルボルンは物価の高い都市と言われています。
特に家賃が高く、毎月$800(約7万円)を払っても一人暮らしは到底できません。
都市部から電車で30分程度の場所に一人部屋ありのシェアハウスに住めるくらいです。
外食も高く、ランチ1食$14くらいは当たり前(約1200円)
満足するまで食べれば$20くらい行っちゃいます。ディナーならもう少しかかる。
自炊すれば日本と大きく変わらないので、節約したければ食事は自分で用意しましょう。
仕事探しが大変
上で書いたように、メルボルンは非常にグローバルな都市
色々な国からたくさんの留学生が訪れ、みんなアルバイトを探しています。
都市部は激戦区なので、そう簡単にバイトを見つけることはできません。
オーストラリアは最低賃金が高くバイトをするメリットが大きい反面、雇い主も新しい人を入れるのに慎重です。
仕事探しにはそれなりに根気が必要になるでしょう。
仕事の探しについてはこちらの記事に詳しくまとめました。
オーストラリア人が少ない
留学中、語学学校の友達とよく話していたのですがメルボルンの都市部にはオーストラリア人があまりいません。
残念ながら僕もオーストラリア人の友達は2人しかできませんでした。
メルボルンに限らず、留学生に人気なエリアは外国人がほとんどです。
オーストラリア人に囲まれた生活をイメージしていると、少しガッカリするかもしれません。
オーストラリアにしては寒い
メルボルンは南極近くに位置しているため、冬は東京程度には冷え込みます。
オーストラリアは暖かい国というイメージを持っていると、ギャップに苦しむことになりそうです。
メルボルンは気候の変動が激しく、1日のうちに四季が訪れると言われているほどです。
朝昼晩の寒暖差が大きく、天候の変化も激しいので急に雨が降ったりすることも多々あります。
メルボルンの天気はクレイジーだという人もおり、冬になると北部に引っ越す留学生もいるそうです。
それでも上に書いたように僕にとっては日本よりずっと過ごしやすい気候でした。

どんな人にオススメか
都会派の人
メルボルンはザ・都会な都市
シドニー以上に機能性に優れた都市と言えるでしょう。
頻繁に開催されるイベントや音楽フェスを楽しみながら、タワーマンションをシェアして暮らす生活は東京でも味わえないほどパーティーに満ちた日々になるでしょう。
年末に開催される国営のニューイヤーフェスは大盛り上がりでした。
新しい人たちと出会いたい人
メルボルンのBARではミートアップイベントが開催されていることが多いです。
要は人とであるためのイベントのことです。
外国人と積極的に出会いたい人にはオススメできます。
語学留学生には特にオススメで、語学学校以外に英語を話すチャンスを簡単に見つけられます。
僕もLanguage Exchangeという語学勉強用のイベントによく参加していました。
かなり効率よく英会話力が伸ばせたので、オススメです。
四季を味わいたい人
メルボルンの気候変動は厄介ですが、季節ごとに街の違った顔を見ることができます。
真夏のクリスマスや、真冬に半袖短パンで歩くオーストラリア人の姿は非常に興味深かったです。
1年間滞在するのなら、ずっと似たような気候より四季があったほうが色々なものが見られて楽しいと感じました。
人種や文化、気候に至るまでとにかく色々なものが入り混じったカオスな街メルボルン
ただ楽しむだけでなく、文化を色々体験したいと思う人には特にオススメな街です。