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TOEICができても喋れない人はいる それでも勉強する意味はある!
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2018年12月27日

結論から言うと?

世の中で言われている通り、TOEICスコア=英会話力ではないことは明らかです。

そもそもこれは英会話のテストではありません。

 

しかし、TOEICのための勉強は、間違いなく英会話の役に立ちます!

語彙力、リスニング力がなければ英会話は成り立たないからです。

 

この記事では、オーストラリア留学でネイティブと会話した経験から、TOEICスコアのための勉強がどう英会話に役に立つのかを説明します。

ちなみに、私のTOEICスコアは750点でした・・・(正直、もう少し取れると思ってました・・・。)

 

この記事は、こんな人に向いています。

 




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そもそも英会話に必要なスキルとは

語学力は4つに分類できる

英語に限らず、語学力は5つのパートがあります。

 

この内、英会話に必要なのはリスニング、スピーキング、ボキャブラリーの3つです。

 

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TOEICスコア=英会話力ではないのは当たり前

そもそも、1回のペーパーテストで語学力を測るというのは難しい話です。

TOEICテストで高得点をマークできても、足りない部分が出てくるのは当然の話です。

では、具体的に何が足りないのかを見てみましょう。

 

 

 

TOEICテストで試されるのは部分的

一般的にTOEICと呼ばれている試験は「TOEIC L&R」というものです。

L&Rとは、リーディング、リスニングの略です。

その名前の通り、スピーキングが試験内容に含まれていません。

 

さらにTOEICはビジネス英会話に特化した試験です。

リーディング問題の文章は、海外でのビジネスシーンが想定されています。

例えば、空港のアナウンスであったり、商談であったり、会議のリスケジュールの要請などです。

つまり、TOEICの出題範囲の語彙を完全に網羅したところで、生活に十分というわけではありません。

 

 

 

TOEICは英語力テストの中では簡単な部類

英語力のテストの定番といえば、TOEIC、IELTS、TOEFL、ケンブリッジ大学英語検定の4つでしょうか。

この4つの試験時間を比較してみましょう

 

これを見てわかる通り、TOEICが随分と短いことがわかります。

これは、他の試験がライティング、スピーキングも試験内容に含んでいるためです。

 

試験範囲もTOEICが最も狭いので、要求されるボキャブラリーも少ないです。

 

このように、TOEICは英語の試験の中では初心者向けと言えるようなものです。

900点以上をマークするほぼ完璧な人ならともかく、それ以下のスコアでは英会話に必要なスキルを網羅したとは言えません。

 

 

 

スピーキングは殆ど伸ばせない

TOEICにはスピーキングのテストが含まれていません。

リスニング、リーディングのテストですから、相手からの情報を受け取るスキルに特化した試験といえるでしょう。

 

ライティングは、リーディングの練習をしていればある程度は身に付きます。

しかし、スピーキングは練習しなければ決して伸びません。

 

「TOEICを勉強しても喋れるようにはならない!」とよく言われる理由はここにあります。

TOEICのための勉強をいくら頑張っても、スピーキングだけは別途勉強方法を考える必要があります。

 

 

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TOEICの勉強で伸ばせるスキルとは

TOEIC=英会話スキルではないのは紛れもない事実です。

しかし、TOEIC対策の勉強が英会話では役に立たないというのは大きな誤解です。

 

 

 

語彙力は何よりも大切

まず、語学力でもっとも大切なのは語彙力です。

単語を知らなければ、リーディングだろうがスピーキングだろうが、決してできません。

語彙力は分野を問わず全て身に着ける必要があります。

 

TOEICスコアを獲得するためにも語彙力は重要です。

文章中にわからない単語があれば、その問題を理解することは難しいでしょう。

TOEICスコアが高い=TOEIC出題範囲の語彙は身についている と言えます。

 

スピーキングができなくても、語彙さえ身についていれば後は練習するだけです。

勉強してこなかった人に比べれば、格段に速く英会話力を上げることができます。

 

 

 

リスニングができなければどうしようもない

私の意見としては、英会話ではスピーキングよりもリスニングの方が遥かに大切です。

 

スピーキングはできなくても、他の手段で代用できます。

発音が悪くて伝わらないのなら、紙に英文を書いて相手に見せればよいです。

文法がメチャクチャで意味が通らないのなら、身振り手振りを交えて説明すれば、きっと伝わります。

 

しかし、リスニングの代替は難しいです。

相手の言いたいことが聞き取れなければ当然会話になりません。

こちらも紙に英文を書いてもらえば良いのですが、こちらの英語力に非があるのに相手に手間をかけさせてばかりはいられません。

 

留学を終えてからわかったことですが、TOEICのリスニング試験は、十分実用的だと思います。

ビジネスだけでなく、日常会話でも使うフレーズがたくさん出題されます。

TOEICのリスニングで高いスコアをマークできれば、英会話のリスニング力は高いと言えます。

 

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TOEICの価値とは

英会話に必要なスキルを「部分的に」学習できる

上でも書いた通り、英会話に必要なのはリスニング、スピーキング、ボキャブラリーの3つです。

TOEICのための勉強はこの内のリスニング、ボキャブラリーのスキルを身に着けられます。

 

つまり、TOEICで高いスコアをとれる人の残る課題はスピーキングだけです。

スピーキングの練習に注力できるので、他の人に比べて、格段に速く英会話力が伸びていきます。

 

 

 

海外生活で必要なのは「英会話」だけではない

私も留学前は「英語ペラペラ」になることを目標にしていました。

しかし、実際に海外で暮らしてみて気が付いたのは、英会話だけでは不十分だということです。

 

新しく銀行口座を開設するときは長い文章の契約書を読まなくてはなりませんでした。

仕事探しをするときは、志望動機や自己PRを長文で書いた「カバーレター」という文書を添えるのがマナーでした。

 

このように、日常生活ではリーディング、ライティングのスキルも必要になってきます。

海外で暮らしたいのであれば、英語については選り好みせずにあらゆる分野において勉強する必要があります。

「TOEICで高いスコアを取っても会話はできない」からといって勉強する意味がないなんてことは決してありません!

 

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数値は一番わかりやすいモチベーション源

英会話塾で会話の練習をしていても、なかなか伸びた実感はないかもしれません。

独学ならなおさらです。

 

スコアという形でフィードバックが得られるのはとても分かりやすいです。

スコアが伸びれば自分の成長を実感できるので、モチベーション維持に繋がります。

それに、なんだかんだ言っても日本はTOEICスコアを重視しています。

高いスコアを持っていれば自信につながりますし、他人から褒めてもらえることもあるでしょう。

 

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でも、試験を受けて前よりも悪くなっていたら、落ち込むんじゃないの?

このように思う人もいるかもしれません。

でも大丈夫です。

 

皆が言うように、TOEICスコア=英会話力じゃありません。

スコアが低くても、あなたの英会話力が低いことの証明にはなりません。

あなたが気に入る結果が手に入った時だけ、それを受け入れればいいんです。

 

英語ができるようになりたいのなら、ボキャブラリー、文法の勉強は必須です。

どうせなら、何か目標があった方が続きやすいし、他人にも示しがつきやすいです。

とりあえずTOEICの勉強から始めてみませんか?